温かい嘘

ごまかすほどに 饒舌になってゆく口
ずっと探してた 塞いでくれる唇

溢れるほどの 優しさを投げる唇
やっと見つけた 切なさを溶かす温もり

けれど あなたの胸に抱かれていたのは
わたしだけではなかったのですね

オマエダケダヨ そう呟いた同じ唇で
今夜は誰の心を塞いであげるのですか

絡めた唇からこぼれる あなたの吐息が
いつしか わたしを曇らせる