個別表示

「モーション・キャプチャー」初体験

2002/10/25(金)

一昨日、とある曲のPVにアニメキャラが踊るシーンを挿入するということで、ダミーダンサーとして「モーション・キャプチャー*1」なるものの撮影に行ってきました。

身体の全関節に反射マーカー(直径1cm位の銀色のボール)をつけて踊り、その動きのデータをアニメキャラに移すのですが、今回のアニメキャラは3頭身。頭:胴体:腕:脚がすべて同じ比率で、しかも脚はももよりも足首の方が太い。(!!)

踊る前にサンプルデータを見せてもらったのですが、関節~関節までの長さが違うため、人間が「最大に身体を動かしている」のに、キャラの方は「かる~く揺れている」ぐらいにしか見えない。なので、振付が若干変更された。動きの微妙なニュアンスは全てカット。ジャンプも最大の高さで跳び、歩幅は最大、スタンスは最大幅に…全てのステップを「自分の最大」で動くことに。

たった4エイト(8小節)の振りなのに終わった後は1曲フルで踊ったぐらいにゼイゼイもんでした。こんだけ踊っても、キャラに移したらフツ~に踊ってるようにしか見えないんだろうなぁ。

…というわけで、昨日から両足のももの後ろ側がほんのり筋肉痛(笑)。

*1 モーション・キャプチャー=人体の動作をデータとして記録し、このデータをアニメのキャラクターに当てはめて人間そっくりに動かす技術のこと。ビデオゲームに利用される場合が多いが、アニメ映画やコマーシャル、音楽ビデオのような他のメディアなどでの使用も一般的になりつつある。

STUDIO|DYNAMO「モーションキャプチャー」