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地元をお散歩

2002/11/12(火)

あちきは横浜で生まれ育ったくせに、最近の横浜を殆ど知らない(汗)。んぢゃ、ちょっと横浜をお散歩でもしてみようかな…と急に思い立った。まずは子供時代を過ごした中華街から。

うへ、やっぱり変わっちゃってるよね。やたらお土産屋さんが増えている。それと、店先でのお饅頭の販売。この「お饅頭を頬張りながら、中華街を素通りする観光客」が増えたせいで、店内で食事をする人が激減した、と一時期、知り合いの中華料理店の店長が嘆いておりました。観光客にしてみれば、食事する時間を別のことに使えるし、その方が安上がりだし…と、「中華料理→高級→高い」と考えてしまうのかも。ま、確かに「お饅頭1個」で済むんだから安上がりなんだけど。

知り合いの飲茶のお店で夕食(お散歩を思い立ったのは既に夕方だったので…汗)を摂り、そのあと山下公園へ。ここはさほど変わっていない。赤レンガ倉庫へ続く遊歩道が出来たこと以外は。せっかくなので赤レンガ倉庫にも行ってみることにした。この時点で既に夜8:00をまわっていたので、赤レンガ倉庫は綺麗にライトアップされていた。テーマパークのようだった。完全に観光地化されていて、なんだかちょっと寂しくなった。

あちきが抱いている横浜はなんというかこう、もっと「小汚くて、危なげで、妖しい」ものなのだ。なのに(みなとみらいが開発されてから以降)、横浜はなんだか東京の「まねっこ」しようとしてるように見える。小綺麗で、小洒落てて、洗練されて…だけどそれだったら別に横浜ぢゃなくてもいいじゃん。生まれ育った町だからそんな風に思ってしまうんだろうけど、最近の横浜はちっとも横浜っぽくない。

でも、いろんなことが変わってゆく中で、1つだけ変わらないものがあった。中華街へはホントに久し振りに行ったのだけど、いつ行ってもみんな変わらずに

「お~!元気か?ご飯食べた?」と声をかけてくれるのだ。(この「ご飯食べた?」というのは中国では挨拶の言葉。)

たとえ外観が変わっても、中華街の人たちの笑顔はずっと変わらない。それに気がついて、あちきはちょっぴりホッとした。